2015年6月5日金曜日

海外の化粧品メーカーの売上高比較と雑感

生活必需品セクターの中でも、食品と並んで景気に左右されにくいものの一つが化粧品だと思うんですよね。

いつの時代も女性は美容にお金をかけますし、近年では男性向け化粧品の販売も各社好調だそうですね。私も冬場のハンドクリームは必需品です。




 比較したことが無かったので、2014年度の大手化粧品メーカー4社の売上高をざっくり比較してみました。いずれもグローバルに展開しているメーカーなので、ご存知の方も多いかと思います。


【欧州】

・LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトングループ):306億3800万ユーロ
・L'Oreal(ロレアル):225億3000万ユーロ

【米国】
・P&G(ビューティー部門):195億ドル
・エスティローダー:109億6880万ドル


4社それぞれの売上が1兆円を超えているのは流石だなと思いました。数字だけ見ると、欧州企業の方が優勢でしょうか。


私は米国株を中心に投資をしている関係で、直接投資できるのは上記の米国企業2社のみです。


どちらが魅力的かと言われれば、エスティローダー(ティッカー:EL)を新規で買いたいとは思っています。同社は高級ブランドを次々と買収して規模を拡大しています。いずれは頭打ちになる可能性も否定できないのですが、こればかりは各社同じ状況だと思いますね。



(EL株価10年チャート:Google Financeより引用)

【参考指標:EL】
・株価:87.26(6/2終値)
・PER:28.29(倍)
・EPS:3.08
・ROE:31.73(%)
・配当/配当利回り:0.24/1.10(%)


指標面では高PERな為、現状は将来の業績を織り込んだ株価推移かと思います。値動きはやや大きく上昇傾向です。また、配当については2011年度は無配に転落、その後株式分割を経て2013年度から四半期配当になっています。今のところ年1回の増配をしているので、投資対象としては面白いのではないでしょうか。


(画像はクリニークのHPより引用)

同社の保有ブランドで名前を知っているのは幾つかあるのですが、百貨店や空港の免税店等でよく見かけると思われるのをリストアップしておきます。

・ESTEE  LAUDER
・aramis
・CLINIQUE
・M・A・C
・AVEDA

高級志向やプロ向けのブランドが多いのではないでしょうか。顧客は富裕層やプロのメイクさん、美容室等が該当しますよね。これらのブランドは乗換がしにくく、一定のニーズがあると思います。

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