2015年5月16日土曜日

インドネシアのインフラ銘柄:ペルサハーン・ガス・ネガラから配当金が入りました

今回ご紹介するPerusahaan Gas Negara(PGAS)は、楽天証券で保有しているアセアン株式の一つです。

(インドネシア最大の天然ガス事業会社)




同社はインドネシア国営天然ガス会社で、株式の過半数を政府が保有しています。

また、国内シェアは約9割と圧倒的です。
(主要顧客は産業プラントや発電事業所です。)

今回の配当は、1株あたり144.84IDR(インドネシアルピア)でした。
(国外税率は15%ほど引かれます。)

(PGASのIRページより引用)

配当は減配です。米国株の様に連続増配とはいかないので、難しいですね。

【参考指標】
・株価:4280 IDR (5/14終値)
・PER:10.3(倍)
・EPS:402.72
・配当利回り:3.47(%)

(PGAS株価:楽天証券より引用)

同社の株価はジャカルタ指数と同様に過去10年で上昇してきていますが、直近1年間の株価の推移を見てみると、下降しています。

インドネシア国内のエネルギー事情が輸入に頼っていることや、対ドルでルピア安なこと(原料コストが米ドル建ての為)、将来的には利益が圧迫されてくることが予想されます。ただし、現状では世界的な原油安の影響で相殺されている模様です。

長期的にみてみると同社は国内市場をほぼ独占的に支配していることや、発展途上国であることを考えると、あまり気にしないでいいかなと考えています。パイプライン建設をはじめ、まだまだやることはあります。原油価格問題が落ち着きを取り戻したら、同社の業績も平常になると思いますね。


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