2015年5月17日日曜日

ギリアド社の「ソバルディ」、日本での薬価は1日1錠6万1799円。

13日の日経新聞の記事によりますと、ギリアド・サイエンシズ(ティッカー:GILD)のC型肝炎治療薬「ソバルディ(ソホスブビル)」の日本国内での薬価が1錠6万1799円になり、中央社会保険協議会(中医協)は保険適用を承認しました。今月20日から保険適用開始です。もとの記事はこちら

(同薬は経口投与の新しい医薬品です)




日本ではC型肝炎患者数は約200万人いるとされ、そのうち20〜30%が同薬の対象となる「ジェノタイプ2型」といわれています。日本での臨床試験では、12週間の投与で96%の方が完治したと報告されているので、同薬の登場は画期的といえますよね。

ただ、現状は高い薬価が度々問題視されています。併用薬(リバビリン)と合わせた12週間の費用は約550万円かかるとされ、インターフェロン治療に比べて約2.5倍になるそうです。保険適用になると、国の負担も馬鹿にならないですね。


来週18日には、国の助成金が下りるか否か焦点となる有職者会議が開かれます。自分が患者の立場であれば、高い薬価であっても確率の高い治療法を選択するのが人情かなと思いますので、いずれにしても保険適用の効果は大きいです。


また、同社は「ジェノタイプ1型」を対象にした同薬と併用薬(レジパスビル)の承認申請をしています。今後も同社の動向に要注目ですね。



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