2015年5月20日水曜日

適当な金融株分析②:トラベラーズチェック・保険業を手がけるアメリカン・エキスプレス

金融株分析2回目はアメリカン・エキスプレス(ティッカー:AXP)です。私は富裕層向けクレジットカードのブランドイメージが強いです。


(限度額がないといわれるブラックカード)


同社の起源は1850年にウェルズ・ファーゴ創業者であるヘンリー・ウェルズとウィリアム・ファーゴ、ジョン・バターフィールドによる高級貨物を扱う運送業でした。その後1882年に郵便為替業務をはじめ、1891年にトラベラーズチェックを発行する等、金融業へ参入していきました。クレジットカード事業への参入は1958年からで、もうすぐ60周年になりますね。


アメックスの愛称でお馴染みの同社のクレジットカードですけれども、特徴としては海外旅行に強いイメージでしょうか。カード紛失時、渡航先の支店で手続きをすれば翌日に再発行されることや提携ホテルの宿泊プランをアップグレードする等、手厚いサービスが評判と聞いたことがあります。


最近の同社のパフォーマンスはドル高の影響もあり、あまり冴えません。第1四半期決算も純利益15億1000万ドル(1株あたり1.48ドル)で、前年同期14億2000万ドル(1株あたり1.33ドル)から増加したものの、総収入は前年比2.7%減の79億5000万ドルでした。


【参考指標】

・株価:80.22(5/15終値)
・PER:14.06(倍)
・EPS:5.70
・四半期配当:0.29
・β値:1.11


(AXPとS&P500指数の10年チャート比較)


赤線(S&P500)と比較すると、アンダーパフォームしている期間が多いように思います。リーマンショック時の貸し倒れもあり、同社は比較的値動きが大きいです。その為、現状の株価が割安と判断できれば、将来的なリターンは大きく期待できます。先進国・新興国の富裕層が増えていけば同社の顧客数も自然と増えていきますので、今のうちに買っておきたい銘柄ですね。



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