2015年4月29日水曜日

ダイエットペプシの人工甘味料を変えても人工物なのは変わらず

以下、ロイターより抜粋。
(和訳が間違っていたらごめんなさいね)


ペプシコ(ティッカー:PEP)は、消費者の健康志向に配慮した商品を供給する為、ダイエットペプシ、カフェインフリーダイエットペプシ、ワイルドチェリーダイエットペプシに使用されている人工甘味料アスパルテームを順次アセスルファムカリウムスクラロースのブレンド甘味料に転換していくと発表しました。


人工甘味料について多少の知識がある人なら分かることかと思いますが、アスパルテームもアセスルファムカリウムもスクラロースも人工甘味料なんですよね。多少健康リスクが軽減できると思っているのでしょうか。これらの人工甘味料を比べてみます。


①アスパルテーム

・ショ糖(砂糖)の100〜200倍の甘さがある
・甘みの後引きが少しあり、砂糖に近い柔らかな甘み

②アセスルファムカリウム

・ショ糖の200倍の甘さがある
・甘みの立ち上がりが早く、後引きが少ない
(スッキリしてキレがいいが、後味が悪い)

③スクラロース

・ショ糖の600倍の甘さがある
・甘みの後引きがあり、まろやか

共通していることは、体内で分解・代謝しない為、体外に排泄されること、基本用途は他の甘味料とブレンドして使用されることがあります。 ブレンドする理由は、甘みの増強効果やショ糖に近い甘さを再現する為ですね。低カロリー飲料の原材料表示を見ればブレンドされているのを見かけることが出来ます。また、安全性が確認されているにも関わらず、摂取量によっては将来的な健康被害の懸念がある素材ともいわれています。


ライバルでもあるコカ・コーラカンパニー(ティッカー:KO)はダイエットコークコカコーラゼロシュウェップス(Schweppes)ダイエットレモネード等にアスパルテームを使用しているので、低カロリー飲料の差別化をはかる狙いもありそうですね。


一方、コカ・コーラ社はボトリング事業100周年記念としてコカ・コーラライフを新しく発売しました。果糖ブドウ糖液糖と砂糖のブレンド液を砂糖と天然甘味料ステビアのブレンドに置き換えました。どちらも天然素材ということでアピールしていますが、売上にどれほど貢献しているかは詳しく発表がありません。日本でも発売したばかりなので今後に期待ですね。


余談ではありますが、海外で放送されたPepsi Next(ステビア甘味料入りペプシ)のCMです。日本には未登場なので、上陸したらコカ・コーラライフと競合しそうですね。






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